バカな経団連などの財界や政治家。
ワークシェアリングなんて、もう何年も前に話題になったのに、
円安バブルで景気が良くなったため、
正社員を少なくして過労死させるまで働かせ、
都合のいい派遣を雇い、
「日本企業の経営基盤は強固になった」なんてほざいて、
今まで安穏としていたのがウソのようだ。
財界も政界も本気でワークシェアリングを実現したいなら、
助成金によるバラマキや難しい制度設計なんかせず、
週休3日の義務化と残業禁止をすればいいわけだ。
そうすれば嫌でもワークシェアは実現する。
だって正社員が残業なしで4日間しか働けなくなったら、
他の人に働いてもらう(ワークシェアする)以外にないんだから。
私は何年前から週休3日を提言しているんだけど、
週休3日って、雇用対策のみならず、景気対策にもなる。
定額給付金2兆円配るのに、800億円もかかる、
配るのにも税金を無駄に使う政策なんかしなくても、
景気対策で金曜日や月曜日の祝日を、
今すぐ10日ぐらい増やせばいいんです。
時間や休みがあれば、人間、金を使いたくなるもの。
金がないといいつつ、とりあえず見るだけ、
と思ってショッピングに出かけて、
ついつい使ってしまうなんてことも期待できる。
どうせ不景気で仕事が減ってるんだったら、
週休3日にしても企業は困らないはずだし、
週休3日にする景気対策は、
税金を使わずにできる極めて効率のよい政策だと思う。
100年に一度の危機の本質とは、
自動車が売れなくなったとか、
百貨店が売れなくなったとか、
派遣切りで大変だなんてその程度の問題じゃなく、
単なる数字争いの、右肩上がり至上主義の、
強欲資本主義経済が行き詰っていることに他ならない。
制度疲労を起こし、国民を幸せにしない、
かつての経済至上主義的価値観・制度を、
無理やり維持しようとするから、
国債いくら発行しても足りないし、
従来のように税金を使って何かにばらまくような、
景気対策では一時しのぎで、長続きしないんです。
週休3日の義務化によるワークシェアリングの実現で、
お金にゆとりのある生活ではなく、
時間にゆとりのある生活の実現を。
週休3日の義務化により、
輸出頼みの経済から脱却し(まあ日本はもうすでに脱却してるんだけど)、
内需を喚起する政策への転換を。
ほとんど金のかからない雇用対策&景気対策に、
ぜひこの機会に週休3日の実現を。
今回、1月の3連休があってしみじみ思った。
週に3日も休めるっていいなと。
すごくのんびりできるし体も休まるし、
残り4日で5日分の仕事するぞとか思うし。
正社員の給料が仮に2割減っても、
週休3日の方がいいんじゃないかと、
私個人的には思っている。
不況だから国民から借金し、将来増税し、
その金を国民や中小企業や公共事業や派遣社員に、
ばらまいたところで、何の問題の解決にもならない。
問題の先送りに過ぎない。
週休3日のような、税金を一銭も使わなくても、
できる対策というのを考えるべきだと思う。