消費税増税をわかりやすく解説
2009年 01月 17日
国民の中には「消費税増税はやむなし」と、
思い込んでいる人もいます。
そこで消費税増税について、
小遣い値上げをしろというドラ息子にたとえて解説いたします。
月5万円の小遣いで満足できないドラ息子は、
母親に小遣い値上げを要求しました。
「ばばあ!(国民のみなさん!)、
金が足りなくて医者にも行けねえんだよ!!
小遣い10万円に来月から上げろよ」
困った母親(国民)はこう言いました。
「何、言ってるのよ。うちは不景気で、
お父さんのボーナスだって減らされてるんだし、
これ以上、小遣いあげたら、私らが困ってしまうよ」
息子「うるせえ!景気悪いのは今だけだろ。
来月は今よりよくなるんだから、小遣い上げろよ!」
母親「来月だって景気は悪いかもしれないよ。
お父さんのボーナスがアップしたら、
小遣いアップを検討してもいいけど、
ボーナスが上がらない今、言われても困るんだよ」
息子「小遣い上げてくんなきゃ、
病院に行く金なくて、俺は2025年には死んじゃうぞ!」
母親「そんなに医療費がかさむっていうんだったら、
あんた、まずタバコ吸うのやめたらどうなの?
禁煙がすぐに無理でも、吸う量減らせば、
その分のお金は余るし、健康にだっていいし」
息子「タバコを吸うのは俺の勝手だろう!
タバコ代を節約(=タバコ増税)するなんてもってのほかだ。
いいから小遣い上げろよ!」
母親「それにあんた、毎年、海外視察とかと称して、
友達いっぱい連れて海外行ってるけど、それはやめられないのかい?」
息子「バカヤロー!おまえらのために、
海外視察して海外動向を報告書にまとめてやってんだろ!
海外視察代は削らないから」
母親「そうはいっても報告書は、ウィキペディアの丸写しでしょ。
それにあんた、ホテルはスイート、飛行機はファーストクラス、
現地では高級レストランで食いまくってる。
しかもぜんぜん関係のないお友達まで連れて、その費用まで持って。
不景気でみんな困ってるんだから、ちょっとは節約してよ」
息子「だいたい、うちは小遣い少ないんだよ!
隣の息子(北欧諸国)は20万円もらってるんだぜ」
母親「隣の息子さんが20万円もらって何に使っているか、知ってるの?
自分の子供のための教育費にお金かけたり、
同居しているおじいちゃんの医療費を援助したりしてるんだよ。
あんたのように遊ぶためだけにお金使ってるんじゃないのよ」
母親「あと、あんた、研究会(特殊法人)とか、
サークル(独立行政法人)とかいっぱいつくってるよね。
小遣いとは別に、その活動費用に毎月10万円あげてるよね。
そのお金はどうなってるの?」
息子「世の平和と発展のために、
研究会活動費用にまでケチつけんのか!ばばあ!」
母親「そんなの民間会社が勝手にやってるでしょ。
なんであんたがやらなきゃいけないのさ?
そもそも活動実態だってほとんどないんでしょ。
お友達の名前をいっぱい連ねて(天下り官僚の役員就任)、
そのお友達に多額の給料と退職金払ってるって話じゃない。
そんな無駄遣いやめれば、小遣い分(消費税分)ぐらい軽く浮くでしょ」
息子「原則、そんなことはしてねえはずだよ。
特別な友達だけに払ってるだけだ!
それにな、そんなことより俺には500万円の借金がある。
それを早く返さないと破産しちゃうんだよ」
母親「借金増えたのはあんたのせいでしょ。
使いもしない別荘建てたり、
タクシーで毎日仕事場に通ったり。
そんなことしてたらいくらお金があっても足りません!」
母親「だいたいあんたは、大親友のアメリカ君に、
1000万円お金貸してるんでしょ(米国債購入)。
返してもらいなさいよ!」
息子「アメリカ君が今、返せるわけねえだろう!」
母親「そりゃそうよね。そもそも景気を悪くした張本人が、
アメリカ君なわけだし。
なんでもアメリカ君はサブプライムとかいう馬に大金かけて、
外れてお金すっちゃったんでしょ。
あんた、借金返してもらえる見込みあるの?
返してもらえないんじゃないの?
親友とか言ってるけど、本当は友達じゃなく、
アメリカ君が恐いから言いなりになってるだけでしょ」
息子「じゃあ俺が死んでもいいってのか。
いいから小遣いを5万円から10万円に上げろ!」
こんなドラ息子(政治家・官僚)の言うこと聞いて、
小遣いをあげる(消費税増税)する必要あるんでしょうか?
社会保障費が増えるから消費税増税が必要って本当なのだろうか?
なぜタバコ税は導入しないのか。
なぜ政治家の数を半減しないのか。
特殊法人など全廃しないのか。
天下りをやめさせないのか・・・。
増税するのは簡単だけど、
増税しないで済む方法をまず考えることが、先ではないですか?