2009年 01月 12日
本当に不景気なのか?
100年に一度の危機で、派遣切りされた失業者が町をさまよい、
不景気で大変だ!と騒ぎ、
ついには派遣労働者が撮影した、
ドキュメンタリー映画が話題になっているというんだけど、
本当に今の日本は「不景気」なんだろうか?

今日、川崎に行ったんだけど、
ショッピングセンター「ラゾーナ川崎」には、
老若男女問わず、おしゃれしたみなさんが、
買い物袋さげていっぱい買い物しているようだし、
コーヒー1杯300円以上もするスタバは満席だし、
ヨドバシカメラのケータイコーナーやパソコンコーナーは、
人でごったがえしていた。
駅ビル閉店セールには長蛇の行列ができ、
ドーナツ買うのに並んでいる人もいる。

もちろん大変な人は前より激増したのだろうし、
都市より地方は深刻な事態を迎えているのかもしれない。
でもやっぱりこういう光景を見て思うのは、
「不景気不景気大変だプレイ」に興じているだけで、
不景気で派遣が切られようが、おめえら自業自得だろう、
おれらには関係ないという人が、圧倒的多数なんだと思う。

5~6年前だって同じように騒いでた。
不景気で大変だ。デフレで大変だと。
でも国民の多くが路頭に迷ったり、
大きな暴動が起きるような事態はほとんどない。

そりゃ前のいい時期と比べれば、
確かに景気は悪くなり、
ボーナスが減額されたりして、
今までより買い物する額を、
減らしているのかもしれないけど、
圧倒的多数の国民は住むにも食うにも困らず、
ただちょっと「贅沢」を控えめにしているだけで、
そんなに今までの生活と大きな変化はないんじゃないか。

毎日のようにテレビや新聞で不景気と連呼されれば、
なんとなく国民もそんな気になってくる。
でも実態はどうなんだろう?

今は派遣は大変かもしれないけど、
景気なんて所詮サイクルだから、
悪い時があればまたいい時もくるわけで、
いい時になったら調整のきく派遣は重宝され、
また雇われるかもしれない。
雇われている間に、不景気にそなえて貯金しておけば、
不景気時にアルバイトすれば、
もしかしたらしのげる人も多いかもしれない。

今や派遣をネタにすればなんでも話題になる時代。
圧倒的多数の中流階級にとって、
自分より“下流”(=派遣)がいるという話題は、
きっと優越感を満たしてくれるんだろうな~。

なんとも平和なニッポン。

派遣映画を正社員がおもしろがってみて、
「だからおまえらダメなんだよ」と優越感に浸るもよし、
「派遣でもこんな人もいるんだな~」と他人事でネタにするもよし、
「派遣ってやっぱかわいそうなのね」と同情だけして手助けしないのもよし。
「やっぱり政府がいかん!派遣社員をみんな雇用しろ!」
と正義感を満たしてもよし。

そして派遣社員なのに映画を撮る資金があった派遣労働者の監督は、
派遣社員から脱して映画監督の道を歩む。
めでたしめでたし。

今や“派遣”ビジネス大盛況だな。
下手に正社員で困っている人より、
“派遣”というブランドを活かした方が、
メディアも国民も飛びつくんだろうな。
まあそれも今の期間限定だろうけど。


by kasakoblog | 2009-01-12 02:06 | 金融・経済・投資


<< カップラーメンの買い置き注意      常識はウソだらけ!TV番組ウソ... >>