1つに集中する恐ろしさ~仕事分散のススメ~
2008年 12月 01日
なぜこんなことが起きるかというと、
田原市にはトヨタの高級車レクサスの工場があり、
自動車が売れなくなり減産するため、大幅税収減となるようだ。
田原市は法人市民税の9割以上が、
トヨタ関連企業によるものだという。
これまでは未曾有の円安バブルで、
ムチャクチャ税収はよかったんですよ。
しかし1企業頼みの市の運営は、
バクチに例えれば一点賭けみたいなもので、
それが当たれば大儲けだけど、
それが外れた場合には、大打撃を受けるという、
大きなリスクを抱えていることになる。
似たような例は、原発のある柏崎市。
事故による原発運転停止で、
法人市民税が約半減するようだ。
市に限らず、企業でも個人でもそうだが、
仕事で恐ろしいのは、特定企業1社に売上を依存すること。
取引先企業が好調の時は、
安定的に大きな仕事が入ってきていいが、
この企業が不足の事態によって不調になると、
下手をすれば倒産しかねない事態に陥ってしまう。
先日、大手商社の社長にインタビューした時のこと。
商社の強みは10種類ぐらいの、
まったく別の事業があり、
時代に応じて好不調が違うから、
どんな時代でもトータルで儲かる仕組みができている、
といったようなことを言っていたのが印象的だった。
思えば私がサラ金時代にトップセールスになったのには、
大きな理由がある。
それは特定の紹介業者に頼らなかったからだ。
先輩社員のほとんどは、
お客さんを恒常的に紹介してくれる、
有力な紹介業者を1~2社持っていた。
しかし新人の私にはなかった。
そこで貸金業者の名簿から、
手当たり次第、紹介業者の営業に回った。
とはいえ有力先は先輩社員に開拓されきっていて、
残っている業者はあんまり紹介してはくれない。
でも私に紹介してくれる業者は、
営業で数を回っただけあって、10~20社ぐらいあった。
1社1社の紹介力は弱く、紹介案件の数も少ないけど、
10~20社もあるので、
どっかの業者が不調でもどっかの業者が紹介してくれて、
そのおかげで私は、
特定の有力な紹介業者がないにもかかわらず、
特定業者の好不調に影響されることなく、
営業成績トップを維持することができたと思う。
特定の取引先、特定の商品だけに偏って仕事をしていると、
それがダメになった時、壊滅的な打撃を受けかねない。
エースで4番の選手頼みのチームの場合、
その選手がケガをしてしまったら、
まったく勝てなくなってしまうのと同じように・・・。
取引先にせよ商品にせよ、
中心的な柱があるというのはいいことだ。
しかしそれだけに頼っていると大変。
ポートフォリオを考えて分散していくことが、
何においても必要だと思う。
v ちなみに私の個人の活動も、
サラ金の営業時代のクセなのか、
多岐にわたった事業ポートフォリオになっている。
もし私が工場写真しか撮影していなかったら、
工場ブームが終わってしまえば、収入は入ってこなくなる。
もし海外旅行ネタだけのトラベルライターなら、
景気後退で海外に行く人が減ると、
場合によっては収入が入ってこなくなる。
まあ私が多岐にわたって、
いろんな被写体を撮影したり、
いろんなモノを書いたりしているのは、
事業ポートフォリオを考えて、
仕事の収入源のリスク分散のために、
やっているわけではなく、
単に私の興味・関心がいろんなものに向いている結果、
そうなったに過ぎないんだけど。
エースで4番がいても、
若手を育成したり、ベテランを再活用したりして、
チームとしての総合力を上げること。
それが本当の強さになる。
ぜひ自分の仕事や生活における、
一極集中のリスクを考えて、
分散できるものは分散しておいた方がよいと思う。
なんかその日は幸せだった
