首相の名言!医療費抑制の新たな仕組みを
2008年 11月 28日
だからといってマスコミのバカのごとく、
発した言葉をなんでもかんでも、
揚げ足取りのごとく「失言」と騒ぐやり方には、
はっきりいってうんざりしている。
今回も麻生首相の高齢者医療費についての、
「何もしない人の分なぜ払う」だけを取り上げて、
失言だと大騒ぎしている。
ただ今回の発言で極めて示唆に富む発言があった。
「努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、
インセンティブ(動機づけ)がないといけない。
予防するとごそっと減る」
これは失言ではなく至言だと思う。
ぜひそのための具体策を提案して欲しい。
少子高齢化社会で医療費が増大するから、
消費税を増税しなければならない、
とバカのひとつ覚えのごとく繰り返す輩より、
この言葉が実に示唆に富んでいる。
医療費が増えている原因に負担増を強い、
健康な人には負担をさせない仕組みが必要だと思う。
簡単なところでいえば、たばこ税だ。
たばこを吸う人間は吸わない人間より、
はるかに様々な病気にかかると推測できる。
ならば、医療費増大に対応するためには、
消費税増税の前にたばこ税増税が先だと思うのだ。
たばこ税を増税したら喫煙者が減るから、
税収増にならないというバカな議論があるが、
たばこを吸う人間が減れば、
医療費も減るわけで、その分、税金はいらないわけです。
つまり、たばこ税というのは、
単に税金を増やすという意味だけでなく、
医療費を抑制するメリットもあるのだ。
たばこ税だけでなく、
喫煙者の自己負担分の医療費を、
禁煙者の倍にしたらいい。
今の自民党のように、
医療費を抑制するために、
収入の少ない老人から医療費をアップさせて、
むしり取るのではなく、
健康に留意していない人間に、
医療費増大分の負担をさせればいい。
私がもう1つ考えているのは肥満税。
肥満の定義は議論があるとは思うが、
肥満は万病のもと。医療費増大の諸悪の根源だ。
だから肥満者の医療費自己負担分を倍にする。
いわば肥満税だ。
住民税のように1年ごとに肥満税は見直し、
前年の体重や脂肪に応じて、税対象者を選べばいい。
税負担が重く、肥満を解消したら、
その人には肥満税は課されない。
つまり麻生首相のいう、
「健康を保った人への動機づけ」的仕組みを導入することで、
増大する医療費の税収をカバーし、
増大する医療費の抑制を図るという、一石二鳥の政策なのだ。
なんでもかんでも失言と騒ぐ、
マスコミニュースにはもううんざり。
政治の足を引っ張るだけでなく、
政治を良くしていくためには何をすべきか、
考えて報道してほしいと思う。