税金を取り戻そう

世の中、今は確定申告の時期。
この日記を読んでいる多くの方は、
「私には確定申告なんて関係ない」
「確定申告なんかしたことない」
という人だと思います。

しかし関係がないと思っているサラリーマンでも、
確定申告をうまく使えば、
かなりの節税になる方法が書かれている、
「無税入門」(只野範男著、飛鳥新社)を読んで驚いた。

ここに書かれているのは、
自営業者と違ってほとんど節税ができないサラリーマンの、
究極の節税方法だった。

その方法は意外と簡単。
1:副業を持つこと(アフィリエイトなどでも可)
2:開業届けを税務署に出すこと
3:確定申告し、副業の収入を事業所得で申告する
これで無税も可能になるというのだ。

開業届といっても超カンタン。
紙切れ1枚に住所と名前と事業内容を書くだけ。
別に事務所を借りたり、会社を設立する必要はまったくない。

申告すると経理処理が面倒なのでは?と思うかもしれないが、
副業収入が300万円以下なら帳簿をつける必要はない。
申告の際に「旅費交通費10万円」「接待交際費10万円」という風に、
書けばいいだけだ。

実際、私は副業があり、この方法を今回実践。
さすがに無税までは難しいが、
この方法なら相当な節税になった。

簡単にからくりを解説しよう。
所得税も住民税も、
その人の所得に対して税金がかかる。
所得が多ければ多いほど税金は高くなり、
所得が低ければ低いほど税金は安くなる。

そこで確定申告で、副業を赤字にすれば、
サラリーマンの給与所得から、
副業の赤字分をマイナスすることができ、
課税となる所得金額を下げることができるのだ。


これは極端な例だけど、
アマゾンでもグーグルでもアフィリエイトをやって、
1年で1000円の収入がなかったとする。
しかしこの副業をするために、
パソコン代10万円、ネット接続代年間4万円がかかっているから、
事業としては13万9000円の赤字になるわけです。
この赤字分を給与所得から引けば、
課税所得が下がり、税金が安くなるというわけだ。

まあ上記のように、
かなり少ない収入しかなく、
何年も赤字申告していると、
税務署から目をつけられる可能性はある。
しかしそこそこの副業収入があれば、
このような節税方法が可能になるのだ。

さて、そんなわけで私もこの方法で、
今年から確定申告することにして、
昨日、確定申告を終えた。
無税は無理だけど、源泉徴収でとられた税金が、
かなり戻ってくるのだ。

私の場合、本の印税や原稿執筆などの副業収入がある。
(ちなみにアマゾンのアフィは1年で1万ぐらい、
グーグルのアフィは1年で5万ぐらい)
しかし執筆・撮影するにあたっては、
カメラを買ったり、取材に行くための交通費などが、
結構かかっている。

これらの経費を積み重ねていくと、
「赤字にできる」わけだ。
黒字にしたら税金を多く納めなくてはならないが、
赤字なら税金が戻ってくるとこういうわけだ。

ここがミソなのだが、
副業収入を雑所得で申告すると、
給与所得から赤字分を相殺することはできず、
節税効果はほとんどない。
ところが事業所得で申告すれば、
赤字分を相殺でき、給与所得を減らすことができる。

この雑所得か事業所得かは、
「無税入門」によると、
本人の意識の問題で明確な基準がないという。
ただ、税務署から突っ込まれないために、
開業届けを出しておき、
サラリーマンであっても、
今後、副業が本業になるかもしれないから、
ということにしておけば、
まず突っ込まれないというのだ。

「無税入門」の著者は、
ずっとサラリーマンだが、
イラストの副業が年に数万円あり、
それを赤字にすることで、
所得税も住民税も無税だというのである。

この方法は別に違法な脱税なわけではなく、
合法的な節税方法で、ネットで検索したら、
税理士のサイトにもこのような節税方法指南が書かれていたので、
かなり知られた節税法のようだ。

もしみなさんで副業収入がある方は、
このような申告をすれば、
かなりの節税ができますのでお試しください。

サラリーマンって税金の意識、
会社の経費に対する意識って、
すごい希薄だと思う。
消費税なら何%払っているかわかるが、
じゃあ1年間に自分が所得税、住民税を、
いくら払っているか答えられるだろうか?

よくサラリーマンで、
「俺はこんなに仕事してるんだから、
倍、給料もらったっていい」と、
会社に文句を言う人がいるが、
会社の事務所賃料、電気代、パソコンなどの備品代など、
1カ月にいくら経費がかかっているか、
すぐ答えられるサラリーマンはまずいないだろう。

確定申告をすると、
税金や経費について、
否応なく計算しなくてはならないから、
意識が鮮明になる。

自分がいくら税金を払っているのか。
その税金がどのように使われているのか。
天下り官僚が毎日ろくに仕事もせず、
渡りを繰り返して退職金をせしめた金に、
自分の税金が使われていると思えば、
税金なんて納めたくないと思うだろうし、
そういう使い方をさせている政治家に、
投票したくないと思うだろう。

サラリーマンという楽な職業にもかかわらず、
会社に愚痴ばかりいっている人は、
金を稼ぐためにどれだけの経費がかかるのか、
自分で確定申告してみれば、
ちょっとは経費意識が高くなるだろう。

国民のお金に対する意識を上げるためには、
サラリーマンもすべて確定申告させるのが、
一番なのになと私は常々思っている。

確定申告すると、
雲の上で行われているような、
税金だとか行政改革だとか政治だとかが、
すごく身近な世界として感じられると思います。

追記
「無税入門」の書籍もおもしろいですが、
下記サイトは無税入門の内容を、
かなりわかりやすくかつ詳しく書いてありますのでご参考まで。
http://fx-shinkoku.fool.jp/salaryman-setsuzei/kojinjigyonushi.html

by kasakoblog | 2009-02-26 19:58 | 金融・経済・投資

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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