採用取消がかわいそうか?
2008年 11月 03日
大学生の採用内定取消が相次いでいるという。
確かに当事者の大学生にとっては気の毒だし、
これから就職活動をする大学生が、
不安を募らせるのもわかるが、
はっきりいって、採用を取り消すような企業に、
入らずに済んだことを大いに喜ぶべきだろう。
なぜか。
1:経済情勢でころころ採用方針を変えるような企業は、
入社してからも平然とリストラする可能性がある、
社員に冷たい企業だから。
2:採用取り消すような企業は、
リーマンのようにいずれ倒産してしまうかもしれない。
そんな企業に入りたいか?
3:長期的な見通しもないまま、
採用方針を変えるような企業に、
きちんとした長期的な経営方針があるとは思えない。
そう考えれば、
今、採用されてしまって、
入社した後に路頭に迷うよりは、
今の時点で採用取り消しされた方が、
長い目で見た時は、
きっとその人の人生にプラスに作用するだろう。
そもそも気になるのは、
このような時代の大きな転換期に、
寄らば大樹の陰で、
安定志向を最重視する極めて保守的な若者が多いことだ。
大企業にすがれば大丈夫だみたいな、
寄生虫のような学生がいっぱい集まってくれば、
まさに大企業病になり、その企業は潰れてしまう。
栄華を極めていた投資銀行が、
金融危機によって消滅したように、
大企業だろうと流行の業界だろうと、
この先も繁栄し続ける保証などどこにもない。
就職先を探す上で安定はもちろん大事だが、
それだけが本音の志望動機だとすると、
後で泣きをみることになる。
もちろん、採用取消に関しては、企業も悪い。
学生の中には他の内定を蹴って、決めた人も多いだろう。
内定取消しで今から就職活動をやり直ししたら、
確かに不利かもしれない。
採用取消企業はその分の損害賠償を払ってしかるべきだ。
ただもはや今から50年も前の日本のように、
高度成長期ではないわけだから、
大学卒業時にどこの企業に入ったかなんかで、
すべて一生が左右される時代ではなくなっている。
早く大企業信仰から目覚めた方がいい。
大学生にとってみれば、
就職氷河期にあたったら不幸、
就職バブル期にあたったら幸せ、
みたいな勘違いをしているかもしれないが、
私の経験から、氷河期にあった人の方が、
自分の将来を真剣に考えられるから、
むしろ就職バブル期より幸運だと思う。
就職バブル期だとたいして自分の人生考えなくても、
業界や企業研究などしなくても、
簡単に就職できてしまうため、入社してから後悔する。
採用取消=不幸みたいな、
頭の固い考えから脱することが、
自分の将来のための第一歩だろう。
