すべての問題は借金に通ず~国家破綻も個人破綻も~

世界の好景気はアメリカ人の借金依存症によって支えられていた!
先日ニュース番組でアメリカ人のライフスタイルについて、
驚くべき特集が放送されていた。
アメリカ人の多くがクレジットカードのリボ払いで、
借金しまくって生活し、消費しまくっていたというのだ。

ある程度、予想はしていたが、ここまでひどいとは・・・。
なんと今、アメリカ人の自己破産者急増で、
教会で「収入の範囲内で生活しましょう」
「収入の最低1割は貯蓄しましょう」と、
日本人なら小学生でもわかる、
当たり前のことを教わっているという。
しかもそれを大の大人が知って、
目からウロコのごとく喜んでいる。

私はサラ金の著書のなかで、
一貫して主張し続けているのが、
サラ金より悪いのはクレジットカードだということ。
借金でつまずく多くの人間がクレジットカードだ。
あたかもATMで自分のお金を引き出せるかのような、
超高金利のキャッシング。
毎月一定額さえ払えば、どんだけ借金しても構わないという、
恐ろしい仕組み・リボルビング払い。

借金問題というのはこのカードキャッシングと、
カードのリボ払いがほとんどの諸悪の根源だ。
なぜなら借金している感覚を本人に感じさせないからだ。

サラ金から借りれば誰でも後ろめたさがあり、
借金したから返さなければという、
当たり前の感覚になるが、
カードは借金している感覚がない。
まるで自分がVIPになったような錯覚さえ覚える。
だから投資教育ばかりで貯蓄教育されていない、
マヌケなアメリカ人は、クレジットカードを10枚も持って、
あちこちで借金して買いまくり、
ついにこの金融危機で、
首が回らなくなった人が急増したというのだ。

日本人からしたら信じがたい感覚だが、
アメリカ人では当たり前だという。
こんな借金主義が横行しているから、
サブプライムローンなんていう、
日本でいったら多重債務者や無職者やフリーターに、
20%の高金利で2000~4000万円ぐらい融資し、
住宅ローンを組ませるというとんでもないことが起こった。
これが今回の金融危機の火種の一つである。

ただアメリカ人の借金主義のおかげで、
日本製の車や商品が売れていたわけだ。
日本だけでなく中国をはじめとする新興国も、
このアメリカ人の借金主義のおかげで、
これまで空前の経済成長を遂げてこれた。

しかしアメリカ人はやっと気づき始めた。
収入以上の支出をしてはいけない。
むやみやたらに借金してはいけない。
カードではなくなるべく現金を使う。
収入はすべて使ってしまうのではなく、
将来のために少しは貯蓄しようと。

そのおかげでアメリカで物が売れなくなった。
だから世界中の景気が悪くなった。
でもそれって正常な状態に戻っただけじゃないか。

資本主義経済で恐ろしいのは、
借金を踏み倒すことが合法的に認められていることだ。
個人なら自己破産すれば、借金を踏み倒すことができる。
会社なら倒産すれば、同じく借金を踏み倒すことができる。
そして国家も破綻してしまえば、借金を踏み倒すことができる。

アメリカ人は自己破産して家だけ売って、
またのうのうといつも通りの生活をしている。
そしてアメリカという国家は、
この重大な金融危機を解決する最終手段として、
ドルを刷りまくるか、国家破産して、
借金を踏み倒すという方法も視野に入れている。
そうなれば米国債を買いまくっている日本は大損こくことになる。
米国債なんて紙くずに投資している個人ももちろん。

日本という国家だって恐ろしいですよ。
財政赤字の問題をほったらかしにして、
未だにバラマキやってるのは、
最終手段として増税しまくって、
そこから財政赤字を返済するか、
もしくはいざとなったら国家破産して、
国民の借金を踏み倒そうという選択肢も視野にあるからだろう。

そんなバカなと思うかもしれないが、
そんなバカなことがこの100年に1度の金融危機をきっかけに、
起こるかもしれない。

結局、この金融危機にしても、
国の財政問題にしても、
すべてはサラ金問題と同じ、
借金問題にいきつくわけです。

借金するから国がおかしくなる。個人がおかしくなる。
世界がおかしくなる。
借金して投資したから金融機関が破綻した。
借金があるから金目当てで人を簡単に殺してしまう。

社会をおかしくする大きな原因は、
借金問題に起因するんじゃないか。
そして借金を踏み倒してもいいという、
とんでもないルールが合法とされているから、
借金したもんがちみたいな、おかしな風潮になっている。

多分、この金融危機で資本主義経済は崩壊する。
新しい経済ルールを作らなければならない。
社会主義や共産主義が見直されるかもしれない。
イスラム社会の金融ルールが見直されるかもしれない。
新しい経済体制は、
国家も会社も個人も借金禁止社会になる。
そういう可能性も秘めていると私は思う。

もしかしたらその方が社会はよくなるかもしれない。
もう経済成長なんかする必要ないんだから。

by kasakoblog | 2008-10-27 19:09 | 金融・経済・投資

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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