サラ金で金貸ししていた私からすれば、そんなこと当たり前の話だ。
人の「見た目」はその人を物語る。
別にカッコイイとかかわいいとかブスとか、そんな見た目ではない。
外見、服装、しぐさ、表情、体型、言動など、
会った時の印象は、
「コイツに金を貸しても大丈夫か?」
「ちゃんと金を返せるか?」という判断の、
重要な材料のひとつになる。
サラ金トップセールスマンだった私からみた、
金を借りる人の判断材料はざっとこんなところ。
●1:目
・目をそらす、キョロキョロさせる、目をみない人
→隠していることがある、やましいことがある、
嘘をついている可能性がある
金を借りるために都合にいいことをいって、
都合の悪いことはいわず、
貸す側を騙そうとする可能性がある
・目に力がない人
→意志力が弱いため、金を貸せたとしても、
取り立てで苦労する可能性がある
●2:顔色、顔の印象
・生気がない、どよんとしている、ぼやっとしている
→相当、借金をしていて、現在の生活が苦しく、
金銭感覚がマヒしている恐れがあり、
返す意志・能力がない、頭が回らない恐れあり
●3:服装
・清潔感がない、汚い、臭い、しわしわ
→服装に気を使う暇もないぐらい借金で苦しんでいる。
仕事がうまくいっていない。その場しのぎの生活をしている。
・やたら高級なブランド物をつけている
→借金しにきたのに、高いものを身に付けているというのは、
浪費癖がある。
浪費のために借金しにきてもその病気は治らない。
金銭感覚マヒ。外見ばかりに気を使う見栄っぱり。
●4:髪
・髪に乱れがある、髪を洗っていないなど
→気を使う暇もないぐらい借金で苦しんでいる。
仕事がうまくいっていない。その場しのぎの生活をしている。
●5:言動・仕草
・おどおどしている、落ち着きがない、挙動不審
→借金生活でかなり参っている、追われている、
意志力弱く、金を返す意志が弱い
・やたらと自分をでかく見せようと自慢げに話をする人
→自分を過大評価してもらうと必死になり、
芸能人や有名人の知り合いがいるだの、俺の父親は資産家だの、
でかい話を吹聴する人は、
金を借りたいための嘘の可能性があり、気をつける。
もちろん上記のようなことがすべてあたるわけでもなく、
赤の他人に大事な金を貸す以上、
見た目だけで融資を判断することはなく、
それを裏付けるものを書類なりで確認する。
まあ金貸しの場合の人が信用できるかの判断材料だけど、
別に金を貸す場合に限らず、
あらゆる生活の場面で、
「コイツは信用できるか?」という判断の、
ひとつの参考になるんじゃないか。
サラ金裏話は
拙著「金融屋」(彩図社、笠虎崇著)
「アイフル元社員の激白」(花伝社、笠虎崇著)
をご覧ください。
人に騙されないために、
思わぬ借金地獄にはまらないために、
参考になる内容になっています。
個人の信用度、外見も判断材料になり得る=米調査 | Excite エキサイト