新卒採用活動の開始時期を制限しない限り、
内定取消しも内定辞退も永遠になくならないだろう。
新卒学生の内定取消しが相次いでいる。
悪質な内定取消し企業もあるという。
内定取消しが全面的に悪いとは思わないが、
(就職してから嫌がらせして辞めさせられるより、
内定時点できちんとした採用計画のない、
愚かな企業に入らなくて済むのだから)
学生にしても企業にしても、
なるべく取消しが少ないに越したことはない。
内定取消しを少なくするには、
就職・採用活動の開始時期を制限すること。
こんなに内定取消しが相次いでいるのに、
もうすでに来年4月に入社する新入社員の争奪戦が始まっている。
大学3年生から就職活動が始まっているのだ。
こんなばかげた早期から採用活動やるから、
急な景気の悪化により採用ができなくなり、
取消しせざるを得なくなったり、
学生側も「浮気」して、やっぱり内定辞退するということが起こる。
4月に入社する採用活動開始期間を1月ぐらいにすればいい。
それまでは一切、企業が新卒採用活動をすることを禁止し、
違反した企業は罰金100億円ぐらいにしたらいい。
そしたら内定取消しも内定辞退も、
間違いなく激減する。
直近の経済状況にあわせた採用人数になるから、
取消するケースは少なくなるだろうし、
学生も就職するまでに期間がないから、
あちこち「浮気」して辞退するケースも減るだろう。
今の時代、1年後の経済状況なんて、
誰も予測がつかないわけだし、
学生だって1年前に自分が卒業後に何をしたいかなんてわからない。
卒業3ヵ月ぐらい前のシュウカツスタートなら、
企業も学生もメリットがある。
今回の異常事態を契機に、
新卒の採用活動開始時期を見直したらどうだろうか。