車いす少女の入学拒否は学校が悪い?
2009年 04月 04日
読売新聞はニュースにしたのだろうか?
車いすの少女がバリアフリーの設備不十分を理由に、
町立中学の入学を拒否され、
養護学校の入学を勧められたという。
なんで拒否するんだ!
町立中学に入れてやれ!
というのは言うはやすし。
しかしもし設備不十分のせいで、
思わぬ事故があったら、
今度は管理責任と問うて学校を叩くんだろう。
それにしても、入学が認められないと、
両親が訴訟を検討するっていうのはどうも・・・。
それで入学して事故でも起きたら、
それでまた学校に訴訟でもする気なのだろうか。
訴訟といわず話し合いでなんとかならないのか。
以前、ある公の施設でこんな話を聞いた。
「バリアフリーが充実していない店だったが、
そこの警備員が階段にのぼるのを手助けしてくれた。
設備の有無以前の問題として、
そこに勤める人の障害者への対応する気持ちが何より大事」
バリアフリーにはお金がかかる。
かりにお金があってもすぐに工事ができるというものでもない。
設備がなくても学校側と両親側や他の生徒が、
手助けし合って通わせる方法とかも、
理想論かもしれないけど、
考えたらどうだろうかと思った。
なんかこう報道の仕方を見ていると、
ありもしない理想を掲げて、
断る学校はけしからんみたいな、
ある意味「逆差別」が横行しているような気がする。
車いすだから差別しているわけじゃなく、
他の人とは違うから区別する必要は当然あると思う。
区別を差別というなら、
それこそ画一的対応の心ない教育・対応になりかねないのに。